ギークマム―21世紀のママと家族のための実験,工作,冒険アイデア

土曜日ですが大学に来ています.輪読の準備をしてますがなかなか進まない.来週2本もあるのに.

 

オライリーから本日発売の書籍「ギークマム」.噂には聞いてましたが,これはアツい.
装丁の配色もキュンキュンしちゃいます.

ギークマム ―21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア (Make: Japan Books)

ギークマム ―21世紀のママと家族のための実験、工作、冒険アイデア (Make: Japan Books)

 

Wiredで連載されていた同名のブログ書籍化したものらしいです.

本書「ギークマム」は、コミック、SF、サイエンスなど、幅広くテクノロジーや空想の世界を愛し、我が子と分かち合いたいと思っている「ギーク」なママと家族のための書籍です。その中心は、家庭にある素材を使ってすぐに楽しめるユニークな実験・工作・体験活動。紙コップで作った要塞をスーパーヒーローになりきってこっぱみじんにすることや、ホラー小説の作文、親子で楽しむテーブルトークRPG、電子レンジでプラズマ発光、フィボナッチ数列黄金比を取り入れたアクセサリ作りなど、その内容はユニークなものばかり。さらに、子どもの成長にスーパーヒーローの果たす意味、非オタクのママ友とのつきあい方、子どもに夕飯作りを任せるための成功戦略など、先輩ギークママからのアドバイスも多数掲載しました。  

オライリーの紹介ページで目次を見ると幾つか気になるものが...

  • スチームパンクとMakerカルチャー
  • 身近な町歩きを探検に変える
  • 一行ホラー作文 選び抜かれた言葉の力を使いこなそう
  • 非オタクのママ友とのつきあい方(ママ限定)
  • 自作電池で目が光るクモを組み立てよう
  • チャームにもなる中国式ミニそろばんを作ろう

なお,ここでいうところの「オタク」は「Geek」の訳である模様.
”子持ちのためのオタク系イベント参加心得” なんていうのは,コミケ的なものではなく,おそらく Make Faire なんかを指しているのでしょう(読んでみないとわからないけどね!).
#ちなみに来月のMake Tokyoには後輩が先日発表したテクノ手芸作品を持って参加する予定.

教育・ITに偏るだけでなく,手芸や料理といった内容もあり,ギーク"マム"ならではの creativity の解釈が面白いそうです.女性やママに限らず,HCI 研究者にとってアイデアの種は生活の中に無限に潜んでいるので,awareness を拡張するには持ってこいの本ではないでしょうか.

「コンピュータおばあちゃん」よりも「ギークマム」の方が網羅性があって強そうですね.
そんなわけで,目次を読んでいると自分の興味と重なるところも多くて驚いています.早速,発注をかけようと思います.